性感染症やHIVの感染予防法

性病が原因で不妊治療

性病や性感染症は、痛みやかゆみ、心身に害のある症状を発症させます。現代医療では、治療薬で完治できるものが増え、すぐに日常生活に戻れるようになりました。その為、リスクが低下することにより、性病と不妊の関係は無いように思われがちです。しかし、女性の場合は性病を完治させても、不妊や妊娠中では赤ちゃんに感染してしまう恐れがあります。性病と不妊の関係は、密接なつながりがあるのです。性病が原因で、不妊治療をしている方もいるのです。

 

特に注意したい性病は、クラミジア感染症です。現在、若い人を中心にもっとも広がっている感染症の一つで、男性は排尿時に痛みや膿といった症状が出ます。しかし、女性の場合は目立った自覚症状がなく、感染に気付かないことも多々あります。その為、症状が悪化すると子宮や卵管に影響が出てしまい、不妊の原因となります。また、クラミジア感染症は抗生物質で治療しやすい為、再発、慢性化しやすく、将来的には子宮が役割を果たすことができず、不妊症となる事があります。性感染症と不妊の関係は、長期的に見据える必要があります。性病は感染率を低めることが可能です。細心の注意を払い、別の病気を引き起こさないようにしましょう。また、中には性行為による感染だけでないものや、自覚症状がないもがあります。例え自信の身に覚えがなくても、少しでも違和感があったら医師の診断を受けましょう。

エイズとHIVの違い

よくある間違いでHIVとエイズを一緒の病気・疾患と考えている人がいるのですが、それは間違いです。HIVは、ウィルスの一種で、人が病気になった場合に抵抗する能力を不完全な状態にして行きますが、抵抗する力が無いと、病気が治りにくくなったり、治らない為に最悪死亡してしまいます。免疫機能を破壊するとも言いますが、HIVウィルスが体内に侵入してもすぐに不完全な状態にはなりません。10年以上かけて徐々に病気に対する免疫機能を破壊していきますが、その間も健康な人ならかかりにくい病気に、かかりやすくなります。エイズは、HIVウィルスに感染した人が、完全に免疫機能を破壊された状態をエイズを発症したと言います。つまり、HIVウィルスに感染したとしても、エイズを発症しているとは言えなのです。エイズを発症した場合は、免疫機能がありませんから健康な人がかかりにくい病気や、死にいたる病でなくても、重篤になって死にいたる場合があります。

 

HIVウィルスは、空気では感染力をなくしてしまいますから、HIVウィルスを保持している人の近くに居たからと言って感染するものではありません。血液や、精液、膣分泌液、母乳で感染することがありますから、性行為をする時には、パートナーがHIVウィルスに感染して無いことを確かめておく必要があります。HIVウィルスに感染した場合は、エイズ検査にて早期発見、早期治療を行なうことで、エイズ発症を遅らせることが出来ますが、現在完治させる特効薬はありません。輸入血液製剤や、非加熱製剤の投与でHIVウィルスに感染した例もありますし、HIVウィルス感染者との性行為や、注射針の使いまわし、HIVウィルス感染者の出産や、授乳で感染することがあります。

梅毒の感染率

梅毒の感染率と感染力についてですが、感染症の中でも梅毒の感染率は非常に高い方と言われており、梅毒に感染している人と性交渉を行えば20パーセントから30パーセントの確率で感染してしまいます。また、性的接触を行っている箇所に傷がある場合や、性交渉を行っている最中に出血がある場合などは、更に感染率が高くなると言われています。そして、梅毒は第1期から第4期までに分けられますが、第2期が1番感染力が強いと言われており、この時期は自覚症状もありませんので、他人に感染しやすい時期とも言えるのです。それに第2期は感染して3カ月から2年くらいまでと長期になっているのですが、人によっては進行が遅いことや早いことがあります。こうして梅毒の感染率と感染力を述べましたが、HIVに感染している場合は梅毒にも感染しやすくなっています。だからHIVに感染している人は、免疫力が弱まっていますので、こういった梅毒の感染率と感染力について知っておき、重複感染を防いでください。